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その時、事務所のドアが開いた。
「朝倉、休日出勤か?」
ニコッと笑顔を見せながら向井専務が席についた。
「お疲れ様です。」
専務はじっと私の顔をみつめる。
「ど‥どうかしましたか?」
「休日も仕事して恋人は寂しがらないのか?」
「恋人いるように見えますか?」
「すまん。いつも残業ばかりだからな」
申し訳なさそうに言う専務。
「朝倉、俺はこれから接待に言ってくるが5時には戻る。
そのあと飯に行かないか?
休日出勤のお礼だ。」
「本当ですか!?行きます!ありがとうございます!」
専務の言葉でやたら元気になる私。
専務はニコッと微笑んで事務所を後にした。
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