悪夢

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専務からのLINEに顔がにやける。 昨日の事を思い出しながら朝食の支度。 トーストを焼いている最中にピンポーンとインターホンがなった。 誰?モニターから外を見ると隣の部屋の男の子だった。 部屋着のまま、ドアを開けるのを躊躇する。 一度クローゼットを開けておかしいかもしれないけど薄手のニットのコートを羽織ってドアを開けた。 彼は驚いた様子で私を見た。 「あの、どうかしましたか?」 「えーと、これ旅行のお土産なんです。良かったらどうぞ。」 「ありがとうございます!」 「では、失礼します。」 男の子は一礼をするとドアを閉めて、自分の部屋へ戻った。 大学生くらいかな?礼儀もきちんとしてて好印象。 お土産の中身は北海道のチーズケーキだった。 その時の私は‥ まさかあんなことになるなんて夢にも思わなかった‥
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