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「嫌か?」
あまりの突然の事でつい、フォークを落としそうになった。
「全然!そんなことないんです!‥けど‥」
「けど?」
「他のアパートが決まるまで‥ではダメですか?」
「ダメに決まってるだろ。あんなに怖い目にあったんだ。
‥それに、俺がゆなを守りたいんだ。」
‥本当に‥
尚輝さんはいつも突然で‥
でも‥とっても嬉しい。
一瞬元カレに言われた言葉が頭をよぎる。
「ゆなは1人でも大丈夫だろ?」って。
私を守ってくれるって言ってくれる人がいるって幸せなんだ。
‥尚輝さんに甘えていいんだよね?
私が小さくコクッと頷くと、まるで子供のように喜ぶ尚輝さんがいた。
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