君へ

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雪が降る季節、この季節は特に綺麗に見える場所がある。 そんな景色を気になっていた君に見せたい。 そう思って君を誘ってみた。 夜、私達は私のお気に入りの場所に来た。 何時ものように階段の所に座る。 「こっここまで来てくれてありがとう。この場所をね…君に見せたかったの」 頬を少し赤くしながら言う沙羅。 「いやぁ、こんな綺麗な夜景初めて見れたよ。誘ってくれてありがとう」 少しはしゃぎ気味の君の笑顔が眩しかった。 「あのそれとね、これ受け取って欲しいな何てね」 ハートの入れ物の中には手作りのチョコレート。 「あ、ありがとう。沙羅可愛いな」 そうさらっと言いながら君はピースをして喜んでいる様だった。 そんな君を見て、私は少し笑ってしまった。 「ふふっそんな事もするんだね」 「そう、笑うなよ」 恥ずかしそうに言う君。 今夜はそんな君と夜景が見れて嬉しかった。
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