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「て、感じなんだけどさ」 「…お前色々とすごいな」 「あ?つーかてめぇ!翼!どうしてくれんだよ!?」 「大丈夫だ。2つあるうちのたった1つ。だろ?」 「そうか!ってならないから!!!これじゃ飛ぶことすら出来ないから!」 「うるさいな。じゃあ均等にすればいいんじゃないか?」 「は?均等?」 ぶち 「ほら」 「あ"あああああああああああ!!!!」 血だまりが上塗りされていくように広がっていく。 「血出過ぎじゃないか?落ち着けよ熊手」 「...殺す!!!!!!!!!!!名前を呼ぶな!!!!!」 霧子が襲いかかろうとしたその時どしんと音がした後地面が揺れ砂嵐とともに現れた巨大な鬼の姿があった。 「!!!」 (な、なんであんなのがこんなところに!あれは私がどうにか出来るような奴じゃない!早く逃げないと!...人間には見えてないんだった) 「おい!お前!あんたには見えないかもしれないけど目の前にデッカイ化け物がいる!だから早く...」 「化け物っていうのはあの角が生えたキモイやつのことか?」 「は?」 「違うのか?」 「あれがみえるの?」 「?」 「!!!」 (そういえばなんで私のことも!!) [おい人間。何故俺のことみえてる?] 「喋れるのかお前」 [まあ、いい。それよこせ] 「こいつのことか?」 [はやく] 「無理だな。翼ももいでしまったし、俺が飼うことにしたんだ。」 [ならころす] 「何馬鹿なこと言ってんの!?飼うとか意味わからないから!...とかやってる場合じゃないから!逃げないと!何で逃げないわけ?!」 「それは、こんな奴に負けるなんて俺のプライドが許さないからだ」 「んん~?お兄さんなにいっちゃってんの?無理だから!すぐに近くにいる天使がくるから!とりあえず逃げないと!」 「熊手、お前は天使なんだろ?ならこいつを倒せる方法を考えろ」 「いやいやいや!私見習いだし将来は先生やるって決めてるから!」 「お前その傷じゃ動けないだろ?見捨てないだけありがたいと思え」 「え、あ、ありがとう////.........まてまてまてこれてめぇやったんだろうが!おい!何抜かしとんじゃあボケェ!!」 「ああ、そうだったな。ま、そんなことはいいから」 「そんなことぉ!??」 「俺に協力するのかしないのか。しないならその頭の上のわっかももぐぞ」 「脅しぃ!?わかった!わかったから」
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