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「あんたが好きなの」
「え?」
彼女の言葉が僕には理解できず、思考がフリーズする。
今、彼女はなんて?
すき…スキ…好き…?
僕の反応が面白く無かったのか彼女は唇を尖らせると僕に1歩近づいてきた。
「だから、あんたが好きって言ってるの。ウチと付き合ってくれない?」
突然すぎる告白に僕は目を見開いた。
ずいと近づけられた整った顔立ちに息が止まりそうになる。
どうやら僕の聞き間違いではないらしい。
ほんのりと頬を赤らめた四宮さんの表情で僕は察した。
ついに息をすることを辞めた僕の肺。
顔に熱が集まるのを感じる。これが息を止めたからなのかそうじゃないのか僕にはわからない。
「ねぇ、返事は?」
四宮さんの顔がさらに近づく。
どうする?こんな美人に告白されるなんてこの先一生訪れないだろう。
断るなんて僕の選択肢に無い。
なら、答えは1つ。
「僕は…」
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