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どういうことだ?
『だけど、俺が最後に観た【処刑動画】には、ある特別なヤツが出演していた』
「特別?」
こんな話をしている場合じゃないとわかっていても、話の続きがどうしても気になってしまう。
『俺の友達だ』
まさか……。
『俺は思わず叫んだ。なんでお前が居るんだ、ってね』
そうこうしているうちに、とうとう殺人鬼は扉の前に到着し立ち止まる。
俺はこの先の展開がどうなってしまうのか、それだけで頭がいっぱいになった。
「いいから……早く……」
しかし、男は俺の話など耳に届いていないように、話を続けた。
『そこで、初めて動画の中の人間と話をした。君と同じように戸惑い、どうにかできないかと考えた』
あれっ……。
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