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完全に開く扉。
殺人鬼の顔が電球の明かりで照らされる。
『パソ……』
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
俺は絶叫しながら渾身の力で、パソコンのコードを引き抜いた。
ふと、部屋が暗闇に包まれる。
「はぁはぁはぁ……」
俺の息遣いだけが聞こえた。
ドサッ。
足腰の力がスゥッと抜けて、その場に尻餅をつく。
ぐっしょり濡れた額と、目にまで滴った汗を腕で拭った。
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