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「先輩カルシウム摂った方がいいですよ?」
くっ、くっと和泉は小さく笑う。
顔は黙ってればイケメンなのに。
ホント、子供なんだから。
「余計なお世話ですっ!もう私やるから和泉はこっちのリストアップお願い」
私は皺くちゃになったカタログを和泉からもぎ取るとまたズカズカと自分のデスクに戻る。
こんな日々が毎日続いてる。
「ちょ!先輩!俺やるから!」
気付けば和泉は私の真後ろに立っていて。
引き離せば付いてくる。
まるで仔犬のようだ。
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