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ち、ちょ和泉っ!
ち、近いからっ!
私の真後ろに立つ和泉はまるで私を後ろから抱き締めるかのような体勢でカタログを手に取った。
「あれー?先輩顔赤いっすよ?」
「....っ!気のせいじゃないの?じゃあ修正頼んだわよ」
私は和泉を避けるように、身体をよじって顔を隠した。
私は実は...
和泉の事が好きだったりする。
いくら犬猿の仲でも。
和泉を嫌いになれる要素が見つからなくて。
それは一カ月前に遡るー
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