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愚痴をこぼす和泉に、立ち込める熱気の暑さもプラスして、私はイライラしてた。
この頃の私は和泉の事好きでも嫌いでもなく、どちらかと言えば苦手な部類だった。
「ホント花井先輩って仕事人間ですよね!たまには息抜かないと詰まっちゃいますよ?」
手でパタパタと自分の顔を扇ぎながら和泉は壁にもたれかかった。
あんたがちゃんと仕事したら息抜けるっての!
そう言いたかった。
「あんたと違って、仕事好きだもん。あ、あった」
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