307人が本棚に入れています
本棚に追加
/129ページ
目当ての資料が目に飛び込んできた。
だけど。
棚の一番上段にあり腕を伸ばしても届かない。
んーっあともうちょいっ
大きく背伸びしてもあと少しというとこで空振る。
「...これですか?」
ふと後ろに和泉が立っていた。
長身の和泉はいとも簡単に資料をスラリと抜き取ってしまう。
く、悔しい...
「あ、ありがと」
ボソリと呟いた私に和泉は驚いた表情を見せた。
「うわーっ先輩からお礼言われるなんて貴重なんですけど!」
あーのーねー
和泉は私のこと何だと思ってんのよっ
最初のコメントを投稿しよう!