犬猿の仲

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「ね、先輩もっと褒めてよ」 な、なんなの!? なんか和泉が尻尾振って喜んでる犬に見えるんだけど... 「え、えらいえらい?」 和泉の髪に触れる。 途端、サラサラで柔らかな感触が私の指に絡んだ。 あーもー 私なにやってんの!? 「やばい」 和泉が甘い声で囁いた。 「なんか花井先輩すげー可愛いく見えるんですけど」 蕩ける笑みで和泉が笑った。 「か、か、か、かっ可愛い!?」 素っ頓狂な声を上げた私に和泉はクスリと笑った。
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