LOVE BATTLE

犬猿の仲

「は、はい終わり！冗談はそこまでにして戻るよ」

なんだか甘い雰囲気になりつつあるこの場からとっとと退散したくて。

それにいつも私と張り合って私の言葉一つで嫌な顔してる和泉が、笑って私を可愛いって...

...何の冗談？

「ねー先輩」

和泉がふと私の右腕を掴んだ。

「な、何よ」

「すげーキスしたいんですけど、していいっすか？」

ブッ