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ささやかな抵抗を試みている。
「自分の胸に聞くんだな。いちいち理由を言わずともわかるだろ」
「ナー!」
「監視がいるってこった。わかったら、さっさと移動しろ」
教室に嘲笑が巻き起こる。なんとなく予想してたけど、やっぱりバレてたらしい。まあ、普通バレるよね。
で、結局、わたしは再び宇佐見くんの隣席になってしまった。
「YO 俺たち運命共同体! HEY HEY」
「かもね」
最悪だ……この世の終わりだ……。
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