第1話

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山下まみっと、 ったく、こんな時期に辞められると困るよなー。 今度来るのはゆとり世代とか言うし。 使いものになるかねー。 俺は新しいシフトを組みながら、ため息をつく。 こないだ配属されたのは、使えねー年寄りだったし、せめてパソコンは使えるやつであってくれよー。 「森さん、新人さん明日配属だよね?」 「そーみたいっすね。」 「僕、明日休みだからよろしく頼むね。」 「はーい。任せといてー。」 課長も無責任だよなー。 あんたのせいで、前の人やめたんだっつーの。 「よっし、シフト作成完了ー!」 トレーニングでもしてから帰ろ。 俺は夜間従業員に挨拶だけして、ジムに向かう。
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