第1話

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次の日に来た新人は予想外だった。 「あっ、あの、本日よりこちらに配属されました。山下まみです!」 緊張した顔で目をいっぱいに開いて言ったスーツ姿の彼女。 悪くない。 足も細すぎず太くなく、女性らしいラインだし、 胸もまぁ、Cくらいかな? 全体的には細身だし、 顔もギリギリ中の上くらい、か。 ん、合格ライン。 まぁでも、タイプじゃないかなー。 なんて思いながら 営業スマイル。 「こんにちは。どうぞ、中へ入ってください。」 「はいっ!失礼します。」 彼女は肩が上がったまま、事務所に入ってきた。 そのまま入口で先ほどと同じように挨拶をしている。 「初めまして、よろしくね、 わたしは、館長の今井です。」 館長がこちらを見る、すると彼女のまん丸の目もこちらを見つめる。 まぁ、俺も自己紹介だよな。 「職員の森と言います。 よろしくお願いします。」 「よろしくお願いします!」 彼女は慌てて頭を下げる。 そりゃそりゃ、バサッって効果音が聞こえてきそうなほどだ。
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