File.2 右目の力

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「恭平ももうちょっと品のある御菓子たしなんだほうがいいですよ」 「たしなむってなんやねん!お前ボンボンか!」 「安藤家のボンボンです」 ぶぁはっ!と、それを聞いていた梨花さんが吹き出した。 「恭平、そこのケーキ屋でケーキ買うておいで、お金あげるさかい」 「ええわ、俺かて森家のボンボンやさかいな!食べたるわ!その水まんじゅう!」 「葛もちやから」
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