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そう、僕の名前は漢字で[晴明]と書く。
小さい頃、よくそれでからかわれた。
陰陽師どころか、霊感なんてものが一ミリもなかった僕には、迷惑でしかなかった。
「知っとるか?文殊さんは晴明が修業したって記述があるんやで」
「だからって僕には関係ないだろ」
「何でやねん!お前いま、そういう先生やないか」
”先生“
「家庭教師のな」
「ちゃうやろー、オトンかてお前のこと先生、先生ゆうてもうそりゃ崇拝しとるで。
なぁ、オトンら騙した霊能力者、お前の力でこらしめられへんか?」
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