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ーーーーー18年前
「ままー!ぱぱー!おにーちゃーん!早く来てよー」
「はいはい、今行くから待ってなさい」
「はーやーくー!お外で待ってるよー!」
「花菜ー?気をつけるのよー
あ!危ない人には着いてっちゃだめよ!」
「わかってるー!」
この日5月3日は私の5歳になる誕生日で家族みんなで遊園地に行く予定だった。家族の準備が遅かったから私は1人で外で遊ぶことにしたんだ。
「何しようかなぁ。遊園地楽しみだなぁ!」
そんなことを思いながら後ろから来る足音に
きずかずに私はけんけんぱをするために石で
道路に丸をかいていた。
「よし、できたー!」
「ねぇ、お嬢ちゃん?今1人?」
「うん、そうだよ!でもここお家だから皆いるよ!」
私は遊園地で浮かれててお母さんに言われたことを
すっかり忘れてしまっていたのだ。
「そうなんだー!あ、そうそうお嬢ちゃんのお母さんに用があるから行ってもいい?」
「うん、いいよー!」
当時、私のお父さんは会社の売れ高がよく
家は普通の家よりそれなりに大きかった。
そのせいか前にも空き巣に入られたことがあった。
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