慣れない共同生活

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俺の声が聞こえたようで周りをキョロキョロしてる帆奈美。 見てるこっちは笑うのを堪えるのに必死だ。 そして、俺の事を見つけた帆奈美は全速力で俺のところに来た。 「な!なんであんたがここにいるのよ。」 「なんでって言われても、お前弁当忘れただろう。だから届けに来たんだよ。」 「??・・・わ、悪かったわね。あ、ありがとう。」 「・・・はいはい、ちゃんと残すなよ。残したら今日の晩飯それ出るからな。」 「わ、分かってるわよそんなこと。早く帰りなさい。」 「はいはい、じゃあな。練習頑張れよ。」 side 帆奈美 なんで八雲がうちの学校に来てるのよ。お陰で恥ずかしいじゃないの。 周りの女子も男子も見てたし、多分後で質問攻めにされるんだろうな。 でも、このお弁当が無いと多分私死んじゃうと思うし。 素直に感謝しておこっと。 「ほなちゃん。八雲さんのこと好きなの?」 「し、詩織、なんでここにいるの?それになんで八雲のこと知ってるの?」 「途中まで一緒だったのよ。そのときに少しお話をね。」
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