1人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の声が聞こえたようで周りをキョロキョロしてる帆奈美。
見てるこっちは笑うのを堪えるのに必死だ。
そして、俺の事を見つけた帆奈美は全速力で俺のところに来た。
「な!なんであんたがここにいるのよ。」
「なんでって言われても、お前弁当忘れただろう。だから届けに来たんだよ。」
「??・・・わ、悪かったわね。あ、ありがとう。」
「・・・はいはい、ちゃんと残すなよ。残したら今日の晩飯それ出るからな。」
「わ、分かってるわよそんなこと。早く帰りなさい。」
「はいはい、じゃあな。練習頑張れよ。」
side 帆奈美
なんで八雲がうちの学校に来てるのよ。お陰で恥ずかしいじゃないの。
周りの女子も男子も見てたし、多分後で質問攻めにされるんだろうな。
でも、このお弁当が無いと多分私死んじゃうと思うし。
素直に感謝しておこっと。
「ほなちゃん。八雲さんのこと好きなの?」
「し、詩織、なんでここにいるの?それになんで八雲のこと知ってるの?」
「途中まで一緒だったのよ。そのときに少しお話をね。」
最初のコメントを投稿しよう!