幼馴染がやってきた

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じゃあ、逆に俺は、普通だ。 クラスにいそうなモブキャラを思い浮かべてくれればいい。 運動はそんなに得意ではないし、かと言って勉強が得意でもない。 全体的に見ても悪いところはないけどいいところもない。そんな感じの男である。 「んで、なんで帆奈美がここにいるんだ?」 「聞いてないの?おばさんから頼まれたんだけど。」 そう言って、帆奈美は一つの手紙を出してきた。 中を読んでみると・・・ 「 八雲、元気にしてるか?お父さんもお母さんも今は元気にやってるぞ。この手紙を読んでいるということは、帆奈美ちゃんが家に来たな。 実は、帆奈美ちゃんのお父さんが転勤で海外に行くことになってな、帆奈美ちゃんのお母さんも付いて行くことになったんだ。そしたら帆奈美ちゃんが一人になっちゃうから、お前のところに住まわせることにした。そこからなら、お互いそんなに学校まで遠くないからいいかなって思ってね。 くれぐれも、帆奈美ちゃんに手を出さないようにな。父さんや母さんもまだまだ頑張るからな。」
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