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ふぅ。やっとついた…。
綺麗な教室。
1年4組。
「間に合ったね!良かった良かった。
あ、席が少し遠い… ま、後でね!」
美波は明るいし、すぐ友達できるんだろうな~。
私はとりあえず、中学一緒だった子に話しかけよっと。
あ… 麗子…
私の席の周りには知らない人ばかりで唯一、中学の同じ 白野 麗子がそこにはいた。
中学の時からモテモテで
みんなに優しくて、可愛くて、スポーツもできて
色んなことを熟すところが女子からも人気があった。
私も憧れてはいたけどその反面、自信満々な表情が
馬鹿にされてるように感じて、苦手だった。
話さなくていいのなら話したくない。
それくらい麗子はすごい女の子なんだ。
「凛ちゃん!おはよう」
!
麗子は笑顔でこっちに近づいてきた。
「麗子、久しぶりだね。おはよう」
少し素っ気ない対応かもしれないけど
普通だよね。
…ううん。あんな事があったんだから気まづいことは
麗子もわかってるはず…。
「凛ちゃんと同じクラスになれなくて残念!」
ん?
同じクラスになれなくて残念?
なんでここにいるんだろう?
「私たち違うクラスなの?」
「うん、私は3組だよ! でも隣だし、そんな遠くないね! 」
3組なんだ。
でもなんで入学式早々、違うクラスに遊びに来るんだろう。
/キーンコーンカーンコーン/
ガラガラっ
『みんな席に着け~!』
「わ!先生来ちゃった!戻るね!凛ちゃんまた!!」
麗子は急いで3組に帰って行った。
『おはようございます!僕は担任の石橋と言います。よろしく。さっそく
入学式始まるから体育館に行くぞ~。ついて来い~。』
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