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「何歳なんですか?」
「おばさん よ。」
「こんな時間まで仕事?」
「働き者なの~。」
ゆっくり会話してるうちに 北山が近付いて来る。
もちろんこのまま通り過ぎて 何もなかったように家に帰って寝る、そのつもりだった。
「今どこらへん?」
この人は 本当に会うつもり?
まさかこんな深夜に 見ず知らずの男女が会うなんて 自分の常識には無く 普通に もう通過しようとしてる。
「あ~通り過ぎちゃった~。」
「え~っ UターンUターン!」
「無理無理 結婚してるし ごめん~。」
「え~大丈夫 ちょっとだけ~。」
運転しながら せわしなく軽い押し問答が続く。
ちょっと不思議な感覚、軽オトコに軟派されてる? 普通なら毛嫌いしそうなシュチュエーション。
「お願い~ちょっとだけ~。」
随分年下? 少し可哀想にもなる、ちょっとからかい過ぎたかな。
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