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そのバグが原因で、地球上の一部がゴッソリ地面で塗り潰されたらしいのだ。
塗り潰されたことによってそこに存在していた街や遺跡などが全て無くなってしまったという。
無くなったのが遺跡とか無人の施設などならまだよかったらしい。
どうやら其処に住んでいた人間まで一緒に塗り潰されたからその対応をしていたのだと言う。
それでこんな何もない場所に移されていたらしい。
どうやら俺が最後の塗り潰された人らしく、来るのが遅くなって済まないと謝ってくれたのだ。
そして塗り潰された人というのはそこまで多くは無いようで、実際10人に満たないぐらいなんだそうだ。
どれだけ不運なんだよ…と、思わないでもない。
それで、話を聞いていったらお詫びと嫌がらせも兼ねてその干渉してきた管理者の世界に転生出来るというのだ。
「それで、どうかな?。
行ってみるかい?。」
「それってどんな世界なんだ?。」
「まぁ簡単に言ってしまえば剣と魔法の世界だね。
勿論、魔法にも色々と法則があるから漫画やゲームみたいに魔法でなんでも出来るとは思わない方が良いね。」
「行かなかった場合どうなるんだ?。」
「その場合は君の魂が消滅する。
簡単に言えば、元の地球にも生まれ直せないという事だ。
ただ、その‘魂’でという事だから全く関係ない生を得ることは出来る。
その場合必ずしも日本に生まれるとは限らないよ。
魂が一緒なら姿や形は変われど同じ日本に生まれる確率がかなり高くなるという事だけなのだから。」
はー…
これは異世界に行って楽しむってのもありかねぇ…
「じゃあその異世界に行く。」
「本当かい?
他のみんなはあまり行きたがらなくてねぇ…
嬉しいよ。」
何かよくある小説とかみたいな転生特典とか貰えないのだろうか…。
正直このまま行っても即死する未来しか見えない。
「そうだなぁ…
せっかく転生するんだしそこそこ強力なやつ与えて滅茶苦茶にして貰おうかなぁ…。」
何やら今不穏な気配を感じたぞ?。
俺は大丈夫なのか?
変なものとか押し付けられないか?
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