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純平の表情は険しい。
じっと次の言葉を待った。まさに絞り出すように純平が悔恨の気持ちを吐き出した。
「仕事でトラブルがありどうしても早く帰れない時期がありました。その日は妻が早く帰ってきて欲しいと訴えてました。だけどそれができなかった。帰った玄関先で喧嘩になってしまいました。イライラから冷たい言葉を浴びせてしまいました。妻は泣きくずれ寝室に消えました。次の日です。病院からの妻の電話で自分の愚かさを知りました。妻は妊娠の報告をしたかったのです。しかし、私の言動が原因で妻の気持ちが不安定になり小さな命が流れてしまったんです」
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