第1章

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うおーーい!朝だぞーー!起きろーー! ガンガンガンガン。 娘の部屋の前に立ち、手にしたお玉でフライパンを殴る。 反応がない。 ガンガンガンガン。 起きねえな。 ガンガンガンガン。 反応ねえ。 きぃぃぃ。 恐る恐るドアを開ける。 ・・・うわぁ、寝てるよ。お布団くるまって丸くなって寝てるよ。 どうすっかなー、こないだ無理やり起こしたらキレられたんだよなー。 バケモノがよるな!気持ち悪いっ! て、叫ばれたんだよなー。 つーかよ、気持ち悪いならかみさんに付いて行けば良かっただろうに、なんでこいつ残ったんだよ。 はぁぁ、ったくもう。
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