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「あたしたち、今日1日かけて一生懸命考えたの。何度も何度も逆算して。あさみん、仁志くんとは大学で知り合ったんでしょ?」
「あー、俺、2年だったかな」
「仁志くんは、1つ違いの後輩よね。19歳と20歳よね」
「ああ、そうかも……」
浅海先生が顔を赤らめながらメグから視線をそらしたのが、暗がりでもわかった。
「なに、ちゃんと聞いてるの?」
メグがいぶかしげに眉を寄せると、浅海先生はうんうんと頷いた。
そうしてメグの肩をがしっと掴むと、浅海先生は彼女を元の場所に座らせる。
「なによー」
「今の、女豹のポーズ。ハラまで見えるから、やめろ」
ふうと息をついて、浅海先生はメグからズリズリと距離を取った。
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