Side:仁志

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚ 「そういえば昨日さ、芹沢が俺んとこ乗り込んできたんだ」 「朱音ちゃん?」 「そう。メグのこと、どういうつもりなんだって。頼りないかと思ったけど、けっこう頑張るのな」 「……朱音ちゃんはしっかりした子ですよ」  ふうん……と浅海さんは気のない返事をした。  浅海さんは、一色以外のことはそう興味がないのだろう。 「まあ、本当に愛美の友達なんだな、と思って。他に相手がいないこと、芹沢にだけは言っておいた」 「それ、なんで一色には隠すんです。ちゃんと言い聞かせてやれば、納得してくれるでしょう」 「バカやろう。俺が、ヤバいんだよ」 「はい?」 「ちょっとは遠慮してもらわないと、俺がヤバいの」  ……なんだって? .
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