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昔々、そのまた昔、ある村では烏(からす)の神様が祭られている集落があった。
烏様はとても美しく迷いのない真っ直ぐな黒い艶を纏い、人々を魅了し、富を、また幸福を与えた。
そんな烏様を祭った集落はやがて語り継がれるだけの、存在しない集落と化した。
何故かって?
…それはあなたが身をもって体験するといい。
さぁ、地図に載らないこの地域へ1歩ずつ…
また1歩ずつ…
もしかしたら知らぬ間に足を踏み入れてるかもしれない。
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