カラスのクニ

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カラスはヒトの為に尽くした。 食料の在りかや身に纏う織物など、カラスが集めた。 そして、ヒトを外敵から護っていたのもまたカラスだった。 カラスのお陰で富を得、幸福が訪れたことなど忘れ、いつしかヒトはカラスを身分の低い奴隷のような扱いへと化していった。 その扱いに怒りを覚えたカラスはヒトから離れ集落を作った。 それが烏ヶ國ーーーーー。
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