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「わっ…私も行きます!」
咄嗟に出た。
『えっ!?ちーちゃん!危険だよ!!』
亜紀ちゃんが私にしがみついた。
「でも…宏太さんは危険な事を皆のためにやろうとしてくれてるんだよ?だったら一人じゃない方がいいよ!」
私がそう言うと皆下を向いてしまった。
どうにか助かりたいが、自ら危険な道を行きたくないというのが本音だろう。
こんな状況なら尚更だ。
『危ないから、俺一人で行くよ。』
そう言って私の肩に手を掛けてくれた。
「でも…危ないなら二人の方が絶対いいです!単独行動は得策じゃないです。」
私の押しに負けたのか、宏太さんは快く承諾してくれ『くれぐれも俺の側を離れないで』と私に告げた。
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