クローキング

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『いやぁあぁあ!!!』 『何してんのよ!!!』 もう部屋中パニック状態だ。 『知らねーよ!!!おい!お前が何とかしろよ!!!』 小林さんは明らかに私に向かって言っている。 「えっ…あ……でも……」 そんなキモチワルイものをどうやって… 『ちょっと!早くしなさいよ!』 奈津子さんがまた私に向かって言う。 「なんで…あたしが……」 やったのは小林さんじゃ…? すると三崎さんが被せるように言った。 『あんたはお腹がいっぱいになったんでしょ?もう皆お腹空いて動けないのよ!』 そう言われ目に涙が溜まる。 『泣いてなんかいなくていーから早くしろ!!どんどん広がるぞ!!』 もうどうしていいか分からなくなってきた。 クローが用意したんでしょ!? 何とかして… 助けて……!!! 藁にもすがる思いで助けを求めた。 すると ガタガタッー… あの襖が開く………。
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