21人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁー」
布団に寝転がって天井を眺めながら一日を振り返る。
思い出しただけで頬が熱を持つ。
中学生か!
自分にツッコむが色々な場面が浮かんでは消える。
「ーっ!」
なんでなんでなんで。
ぐるりと回転して枕に顔を埋め悶える。
こんなの、私らしくない。
いや覚えてないし、恋していたのかどうかすらも危ういけれど!
まるでよくある恋の始まりじゃない。
出てきた発想を慌てて打ち消す。
これが恋?まさか!
第一、相手は人間じゃないじゃない!
それで自我を保つことが出来た。
「明日、明日頑張ろう」
呟いて布団の中に潜り込んだ。
これが限界。もうキャパオーバー。
最初のコメントを投稿しよう!