episode180 窓辺

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「恥ずかしいよ……」 「自分を見てるのが?」 窓に映る僕の顔は だらしなく赤い口を開いて。 腰を抱えられ されるがまま喘いでいた。 「これはもう……仕事どころじゃない」 凪は自分に言い聞かせるように呟くと そっと己をあてがい 「ウッ……ア!」 僕の中へと押し入ってくる。 薄闇。 しっとりと汗ばんだ 知らない男の匂い。 雨は叩くように窓を打ち始める。 「痛いよ……」 やり方を知らない男は凶器だ。 僕は自分から動きに合わせるしかなかった。
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