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「困るよ。きちんとやってくれなくちゃ」
「無理だよ。執事なんかやったことないんだから」
椎名さんが去ると
僕は緊張の汗を拭う凪を笑った。
「彼は?」
「僕の彼氏の一人」
部屋に入ってきた凪は
早速記者根性に火がついたのか
「本当のとこを」
聞く。
「彼は椎名涼介。ファション界の重鎮マダム・シイナのお孫さんで征司お兄様のご学友だった方」
「へえー」
「ちなみに彼の職業は錬金術師」
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