第1章

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最悪だ…この世の終わりだ… 医師から告げられた言葉が受け入れることができなかった。え?反射的にききかえす。そして医師から繰り返し告げられたことば。 「あなたの左耳はもう一生聞こえることはありません。」 一週間前からおかしかった。耳がうまく音を拾えないとゆうか、ぼーんってプールの水が耳に詰まったみたいにしか音が聞こえない。イヤホンも何度買い換えたことか。おかしいと思って友達に確認してもらったことろ、イヤホンに異常なんてなかったのだ。 音楽がすきで、友達とお喋りするのが大好きな私にとっては片耳だけでも聞こえなくなるなんてほんと最悪でこの世の終わりだと思った。 あぁ。これからいつもみたいに暮らせなくなる。日常が全部崩れてく。悲しみの渦に飲み込まれる。
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