第2章 賢帝レオン

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-アバロン近郊- 付近住民に被害を出すモンスターを討伐し、その地を封印するため、レオンは自らそこに赴き、モンスター退治を行っていた。 彼の息子、ジェラールも一緒だ。 レオンにはモンスター討伐以外にも、もうひとつの目的がある。 ジェラールは学問に才を見せ、子供や動物に好かれる優しい性格ながらも、武器を持っての戦いとなると、いまひとつ弱腰なのだ。 ジェラールの兄、ヴィクトールは武勇に優れ、レオンすら超える剣の腕を持つも、ジェラールはからっきしである。 そんなジェラールを皇帝の片腕として立派に戦えるようにすべく、レオンはジェラールを連れてのモンスター討伐を積極的に行っていた。
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