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確かその後は全て証拠を消され、俺的にもこれ以上事を進めたくなかった。
あのビデオは結局どうなったのだろうか。
気にしても仕方が無い。もう、絡みたくなかった。
親はこの事を知らない。教えない、言えない……。
誰にも相談なんて、打ち明けることなんて出来ない。
それから数日が経った。
ヘタをすればこれからもあのような行為を強いられる可能性はあったと思う。
だが、何もされなかった。
ただ、いつも通り。
何も変わらない。
直に俺の警戒心も徐々に薄れていった。
だが、その時を計算したのかなんなのか。忘れようとした頃にやってくる絶望。
なんのイタズラか、加藤と一緒に帰ることになってしまった。
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