危ない彼は私の片想いの人

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私の勤めるサロンからタクシーで約10分ほど走ったところにある”ダイニングバーswallowtail butterfly” お店の外観はダイニングバーというだけあってそんなに入りにくい雰囲気はなく、倉庫を改装したお店で屋内テラスもあるくらい広く、ソファの席も多いから疲れた身体を癒すのは本当に最適な場所。 そして何よりも私の心にも身体にも潤いを与えてくれる物がここにはある。 何度も来ているはずなのに、毎回少女のように胸をときめかせながら下唇を噛み締めてにやけてしまう頬を我慢しながら私はバーの扉をゆっくりと開いた。 そして今日もあの人が、私だけが見える麗しい花と癒しのオーラを纏って出迎えてくれる。
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