3121人が本棚に入れています
本棚に追加
/373ページ
「_____本っ当ーーに申し訳ありませんでした!!」
「いえ、あのもう謝らないでください。周りを見てなかった私も悪いんです」
「いえ、とんでもないです!!ウチの店でお買い求めしてして下さったというのに、そんなお客様に何ってことを……!!」
「あの、本当に大丈夫なので……大きなたんこぶと打撲だけですから」
ここはサロンのすぐ近くにある外科、整形外科専門の病院。その中の一室での出来事だ。
部屋に飾る観葉植物を購入してマンションへと帰ろうと店を飛び出した私。
その私にぶつかってきた配達用の軽トラック。
その軽トラックが、この花屋さんの配達用のトラックだった。
幸い発進直後のトラックだったため、徐行並みのスピードしか出ておらず、そんなトラックにぶつかった私は頭に大きなたんこぶと左脚の打撲だけで済んだのだった。
最初のコメントを投稿しよう!