第1章

4/4
前へ
/4ページ
次へ
ここは 兄である僕が アイツと戦い 僕の後ろで アイツの姿に怯えている 妹を 守るしかないと 決心した それから近くに落ちていた 新聞紙を丸め武器を作る その頼りない新聞紙で出来た武器を強く握りしめ 僕はアイツとの距離を ジワジワと つめていく しかし それを瞬時に察知したのか 黒く光るアイツは 此方を凄く警戒してきた 僕は 恐怖で今にも逃げ出したい気持ちを落ち着かせ 一気に飛びかかろうした が次の瞬間 黒く光るボディ… もといゴキ○リは 先に此方に飛びかかってきたのだ 僕は思わず悲鳴を上げて その場から 逃げてしまった たった一人の 大事な妹を残して… その日以来 蔑んだ瞳で僕を見る 妹の顔を見るたびに 僕は この世の終わりを感じずにはいられないのだ
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加