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「…はぁ」
俺さ、入学式って嫌いなんだよね。校長の話は長いし暇だし。
…でもね今は暇じゃない。隣の子が寝てるんだけど、めっちゃ可愛くて。
「…zZ」
名前…なんていうんだろう。ぜひお友達になりた～い。
チャラ男西島、動きます！
「…ぃ。おい」
ん？誰だ？今行動しようと動こうとした瞬間に話かけてきたのは。
「ん～。誰？」
とりあえず、名前を聞く。同じクラスだし1年間よろしくってことで、覚えなきゃ。
「俺、末吉秀太。秀太でいいや」
「俺、西島隆弘。にっしーで」
「あのさ、そいつ伊藤千晃っていうんだけど…」
そいつ…？とは誰だ。
「あっ、にっしーの隣の金髪のちび」
隣って…？
あっ、可愛い子だ。
でも、なんで秀太が知ってるんだ？
「あぁ、俺千晃と幼なじみだから知ってるんだよ」
幼なじみだからか…って、秀太ってエスパーなの!?心の中で思ってることさっきからバレてるんですけど…。
恐るべし。末吉秀太！
「じゃあ、これからよろしくな」
こいつらとの出会いはこれがきっかけだった。
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