第1章

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「最悪だ……この世の終わりだ……。右の部屋には、ゾンビがいっぱい!!左の部屋には、吸血鬼がいっぱい!!前の窓から見える庭には、モンスターがいっぱい!!後ろの部屋には、時限性核爆弾………もう、逃げられない…………。」 「今度もひどいな。」 「悪夢をなくす薬の副作用がこれだ、この青年もか。」 「どうします?このままじゃ、また逝っちゃいますよ。」 「そうは言ってもなあ~、また、恐竜に間違えられるのもなあー。」 「早く対処した方がいいですよ。」 「う~ん……。」 『アッ!!』 「まぁた、核爆弾を使いやがった。」 「もう、ここには誰も住めませんよ。」 「俺達だって、もう、外へは出れない。」 「こんな仕事、引き受けるんじゃなかった!」 「何、言ってんだ!太陽系に住めなくなった今、この宇宙船は人類の命だ!!」 「けど、このエリア、放射線だらけだから、じき、切り離されると思いますが。」 「怖いこと言うな!」 「大丈夫ですよ、薬はいっぱいあるから、楽しみましょうよ。ア、ほら、次の患者さん!」 「おまえな………」
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