第1章

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(最悪だ・・・・。この世の終わりだ・・・・。) 彼は薄暗い小さな部屋の中で、うなだれていた。 (どうしたらいい??どうしたらこの状況を打破する事が出来る??) 男は考えた。 が、考えれば考えるだけただただ時間だけが過ぎていく。 1分・・・ 5分・・・ 10分・・・ 30分・・・ ついに男は耐えきれなくなり、トイレの中、便器に座って誰かに助けを求めるように、叫び声とも取れる悲痛な大声をあげた。 「誰か・・・、誰か紙を・・・紙をくださいぃぃぃぃぃぃぃーーーー!!!!」
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