長い時間

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「最悪だ…この世の終わりだ…」 それは僕が抱えていた想いを打ち明けたときだった。 彼女いまにも頭が床につきそうなほど項垂れて、なにか呻いている。 「なんでだ」とか「どうして」とかそんな言葉がぶつぶつと僕の耳に届く。 最悪の反応だった。僕はただ、彼女の前で狼狽えているだけである。
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