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翌日、早朝。
「おはようございま~すっ」
天窓から光が降り注ぐ明るいロビー、行き交う人達は朝からバタバタと忙しいそう。
その間を足早にすり抜けて、私が向かったのは八階。
YRI出版 編集部フロア。
「おはようございまっ……!!?」
勢いよく扉を開けると、奥までズラッと並んだデスク、そこにいた全員の視線が一斉に私に集まった。
時間が止まったのか……
と、ドアノブを掴む手にジュワッと汗が滲んだ
瞬間、動き出した時間。
電話のコール音、せわしない足音、罵声に怒声。
中には軽い会釈をしたり、おはようと控えめに返事をしてくれる人もいたけれど、大半は無視だった。
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