第七章

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どうして…… 「っしゃ~!!二次会行くぞ~!!」 「は~い!私、カラオケ行きたいで~す!!」 「いいね、いいねッ!!十八番聞かせちゃうぞ~!?」 どうして、こうなるのよ…………!? 「ちょっ……、ちょっと待って下さいよ!!コレ……こいつ引き取ってくださいってば!!」 「っ……うるっせーな……。真っ直ぐ歩けよ……」 「千鳥足なのはアンタでしょうがっ!?お、重いんだってっ……!!」 ネオンの光る街を小躍りしながら陽気に突き進むきいちゃん達を横目に、私は肩にのし掛かる粗大ゴミ……じゃなくて藤真に四苦八苦していた。 こいつ……私を壁か何かと勘違いしてんじゃないの!?
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