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「なんか……、那緒さん雰囲気変わりましたね?」
「ええっ……?そう?」
「ハイッ!!前よりずっとハツラツとしていて……、見た目だってお洒落になったし……。ちょっと、痩せたんじゃないですか?」
と、きいちゃんが私の周りをニヤニヤしながら歩いて……突然、背後からウェストをコチョコチョとくすぐった。
「ちょっ……あはっ……やだ、やめてよ!!きいちゃん!?」
「白状しなさ~い~!!新しい男でも出来たんでしょお~??」
「違う、違うっ!!そうじゃないって……!!」
「じゃあ、何だっていうんですか??!」
きいちゃんのジトーっと疑う眼差し。酸欠状態の私はハァハァと息を整えてから、姿勢を正した。
「来月……友達の結婚式があるの。だから、ちょっとはあの頃に体型戻さなきゃなって……!!」
「なるほど……。そこで、ガッチリ男を見繕うつもりですねぇ~?」
「なっ……!?だから、なんでそうなるのよっ!!」
「はいはい。わかりましたって~」
言うだけ言って……、きいちゃんは女子トイレの方へと小走りで去って行く。
年上をからかうだなんて……憎たらしい子っ!!
……なんてね。
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