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外に出たついでに……と、近所のコンビニで昼食を買った。
その袋をぶら下げ、再び事務所へと戻ると……菅原が血相を変えて走り寄ってきた。
「ああっ……!また、そんなもの買って……。栄養が偏っちゃいますよ!?また、過労で倒れたらどうするんですか!?」
「お前は俺の母親かよ……」
「何度も言ってるじゃないですか!!私がお弁当作りますって!!な、なんなら……夕食も……」
「遠慮しとく」
「そんなぁ……」
ガクッと肩を落とした菅原。それを、見越したように受付のカウンター、電話が鳴った。
いつまでも出ようとしない彼女に、反対側から所長のゴホンッと注意を促す咳払いが聞こえた。
「はい……。相野原建築設計事務所でございます。はい……。ええ。……日にちはいつ頃がよろしいですか……?」
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